人生を生きるにあたって、誰もが幸せになりたいと思っていますよね。
どうしたら幸せになれるのだと思いますか?
権力を持つこと、お金をたくさん持っていること、豪華な身なりをすること・・・
それらを体現した人が皆本当に心から毎日幸せと思っていると思いますか?

幸せとは自分の中にあるもの

自分の外に幸せの基準を置いている場合、決して幸せにはなれません。
なぜなら皆違う価値観で生きており、上を見ればキリがなく、下を見ても際限ないのです。
ならば、自分の外にその基準を置くのをやめたらいいのです。
自分の中にこそ幸せはあります。そして、それを探れるのも誰でもない自分自身なのです。
お金もいわば幸せになるためのツールの一つでしかありません。
現代社会ではお金がなければ生活ができないかもしれません。
お金を得るために自分を犠牲にしてしまっては、本末転倒だと思いませんか?

自然に沿った生き方こそ本質的な生き方

今の社会は便利さを助長するあまり、大切なものを置き去りにしてしまっていると思います。
段々そういったことに気づく人も増えてきたはずです。
散々働いて体を壊して、強制停止がかかり、人生について考えた…や、
何のために生きているのかわからない…など。
かつては私も何のために生きているのか、考えたことがあります。
考えてみて下さい。私達の命はどのようにして生まれましたか?
遠い遠い祖先の方々が生きてくれていたからこそ、私達が居ます。
命のバトンを繋いでいます。自分だけで生きている訳ではありません。
今の日本では、何もかも自分の思った通りに便利に生きれることから、自分が一番、
自分の力だけで生きていると考えてしまっている人が多くはないでしょうか。
私達は生かされています。自然に背くようなことはしてはいけません。
そもそも、人間も自然の一部なのですから、そんな権利はないはずです。

毎日の生活を丁寧にすることから

私達は、「今」を生きることしかできません。それは良くも悪くもです。
未来や過去に思いを馳せることはできても、実際に行動できるのは今だけです。
そして、「今」私達は如何様にも自分の行動を選択することができます。
自分の居心地を良くすることも、悪くすることも、
家族を十分に愛することも、罵倒することも、
自然に思いを馳せて、自然を体の一部として感じることも、自然を壊すこともできます。
「今」しか変えられないのであれば、その「今」を自分のため、最善を尽くしてみませんか。
自分を満たすことこそが、循環となり、ひいては周りの人を勇気づけることに繋がります。
他人のために、何かしてあげたい、と私はよく思っていました。
困っている人を助けてあげたい、と。
それは、自分を満たして欲しいと自分が要求していることの現れであることに気づきました。
まずは自分を満たしてあげてください。(ご自愛研究室の小原綾子さんが有名ですね。)
お金も幸せもいわば目に見えないエネルギーの循環であると私は思います。
自分が握りしめていては、循環できません。執着せず手放すことで、入ってきます。
常にそんなエネルギーの循環の舞台となる、まっさらな状態の自分で居たいなと思います。

現代に溢れる便利なものとのサヨナラ

本質的な幸せの追求に向かっていくと、嫌でも自分に向き合うことになります。
絶対に逃げることができないのが自分自身とも言えます。
心の奥底にある、自分の希望を自分で聞いてあげるのです。
私はこれをすることで、現代社会の便利とされているもの、気軽に手に入るものとの
さよならをすることきが来るのではないかと思うのです。
自分の本当の望みを聞いてあげると、その答えはどうしても現代社会の中にはありませんでした。
関東に住んでいた私は大学卒業後、東京に仕事で通勤することが考えられずに、
両親の実家である四国に移住することを決めました。
運良く採用されて働き始めましたが、そこからも数多くの挫折を味わいました。
どうして自分の人生ここまで嫌な思いをするのか、当時はわかりませんでした。
でも全て経験した今なら、わかる気がするのです。
人間としての視野が広がったことを感じています。様々な価値観があることを知りました。
自分の直感を信じてあげて下さい。第六感と言われる、ジャッジをしていない、
そのままのあなたの欲求を追求して下さい。
そうすると、現代社会に自分が必要とするものは、少ししかない、もしくはないかもしれません。
それでもいい、あなた自身を尊重して、したいことをしてください。
私自身への戒めとしてもさせて頂きます。
少しでも自分の本音で生きる人が増えることを信じています。